R&R

■東ノ辻ハウス

 少子高齢化が進む中で、コンパクト化やストック活用が求められています。
 都市計画の分野では立地適正化計画が創設され、駅を中心としたエリアでの居住を促進する施策が講じられています。
東ノ辻ハウスは、このような「まち」に求められる取り組みへの一つのアプローチとして、築30年余の賃貸住宅のリノベーションに取り組んだプロジェクトです。
 既存の建築物に、現在の生活様式に適応した間取り、設備を施すとともに、外観についても、景観に配慮しつつ、一つのコミュニティとしてのまとまりを創出しています。



■東ノ辻ハウス 2nd Work

 賃貸住宅が多く供給されるに伴い、老朽化した賃貸住宅は空き家となり、地域の環境を阻害する要因ともなります。
 近年の大きな課題となっている人口減少や世帯の多様化の中で、空き家となっている賃貸住宅ストックを活用することは、居住誘導区域への人口の誘導や持続可能なまちづくりに向けた重要なアプローチです。
 東ノ辻ハウス 2nd Workは、このようなストックを活用するためのプロジェクトです。さらに、東ノ辻ハウス 2nd Workでは、リノベーションプランの策定段階から、入居予定者を交えて、そのひとの暮らし方に合わせた間取り、仕様を実現しています。賃貸住宅を、「既成のものから、“そのひと仕様”のものに変えていく」、大規模リノベーションならではのアプローチです。